2019年2月 沼津 1日目【海上ロープウェイの遺構】

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ヨハネ、帰還!!』

というわけで2月は昨夏以来の沼津へ。
理由自体は「金曜日に入っていた仕事の飲み会を回避するため、土曜日の早朝から予定を入れる=遅くまではいられないからそもそも出られないよ」という後ろ向きっぷりでしたが、淡島などまだ行ったことがないところを回っていこうという目的はありました。

今回は寝坊したため、行きは新横浜駅から三島駅までひかり自由席を使って向かいました。

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これから沼津に行くというのに駅弁を食べるという……

しかも新横浜〜三島はこだま号でも30分強でついてしまう距離であり、必然的に「食べてたら着いてる」ぐらいの感覚になり、あっという間に静岡県入り。

三島からは始発沼津行きとかいうちょっと何言ってるかわからない列車もあるため、比較的本数も多く普通列車のみで向かうのに比べてここでもアドバンテージが。

 

 

沼津港・沼津みなと新鮮館

まずは沼津駅前の東海バス案内所であわしまマリンパークセット券を購入後、別のバスで沼津港へ、そしていつもの丸勘さんで昼食。さっきも駅弁食べてたのに…

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前回訪問後にメニューに追加されたまご茶丼をいただきました。具として使われるなめろうの魚は日によって違うそうです。

だし汁をかけて食べるものなのですが、まずは少しそのまま食べてから、だし汁をかけて味の違いを楽しみました。

その後はお土産とまちあるきスタンプ帳(2冊目)を購入し、急行バスで一旦とんぼ返り。いよいよラッピングバスで淡島へ向かいます。

 

余談ですが、ちょうどお昼を食べているときにAqours5thライブDay2の最速先行の結果が出ていたので確認したところ…

なんとチケットがご用意されていました。これが聖地パワーか。

 

あわしまマリンパーク連絡船

マリンパークバス停で下車。沼津駅からは約40分、正規の運賃は710円ですがセット券(2,130円)なので入館券分1,800円を差し引くとバス代は往復で330円になってしまいます。

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三津方面から沼津駅に戻るバスからも見えたあわしまマリンパークの看板ですが、よく見ると「かつては」海上ロープウェイで「行った」となっている…。
Wikipediaによれば2008年にロープウェイは休止となり、2017年に撤去されたということなので、ラブライブ!サンシャイン!!プロジェクトが始まったころにはまだロープウェイの遺構が残っていたという感じなんでしょうか。

東海バスの案内所で買ったチケットを引き換え、いよいよ海を渡ります。*1
海上ロープウェイ亡き現在、淡島への渡航手段として使用されているのが…

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Aqoursがラッピングされた見た目にも楽しそうな小型船。
本土~淡島までは5分程度で到着します。

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皆制服のデザインが同じ…

この船にはデッキがあるため、もちろんデッキに上って外を眺めながら淡島へ。

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淡島ホテルへ向かう乗客はここの待合室で別の船に乗るのかなと思っていたところ、ホテルのお客さんも同乗していたようなので、ホテル利用者も同じ船を使って移動するのでしょうか。
そして、海側から見るとかつてこの建物がロープウェイの本土側の駅(山麓駅)であったということが見て取れます。

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そして、淡島側を見ると「山頂駅」と書かれた小さな建物が。山麓駅を出たロープウェイはここへ向かっていったのでしょう。

そしてついに淡島に到着。

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乗った時は気づかなかったのですが、随所に声優さんのサインが…

 

船を降りて、水族館には目もくれず、まずは淡島神社までの山登り。
最終の船の時間(16:50発)の関係で、16時に参道入り口は封鎖されます*2この時すでに15時を回っていたため、結構ギリギリ。

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ここからは階段にしている意味が謎なぐらい急な上り坂を上がっていきます。これは体調がよくないと危険だ…!

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少し上ったところに古ぼけた案内板が(←)。ここにも「山頂駅」「展望台」の表記があります。

しかし山頂駅に向かう道はもちろん封鎖(→)。奥に鳥居があるので、昔はロープウェイで途中まで向かってそこから淡島神社参拝、というコースもあったのだろうとは思います。ちなみにここでコースとしては1/3ほどで、まだまだ先は長い。*3

さらに進んでいくと、アニメ1期4話でもおなじみのロックテラスへ向かう道が現れます。

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参拝コースとは別に「お中道」があるようですが、通れる気配は全くなし。ロックテラスまでの道は整備されていますが、「お中道」はおそらく今後も整備されないような気がします。

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いよいよ山頂まであと少し。鬱蒼とした山道を、息を切らしながら登っていきます。
急坂が落ち着いたところで最後の休憩。これであと130mほどですが、ここに来るまでが大変だったために、相対的にはそこまで辛くないです。

そしてついに…

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淡島神社、到着!
写真を撮りながら、途中休憩しながら進んだため、かなりハイペースで上ったとはいえ片道20分ほどでした。往復で50分という所要時間に間違いはなさそうです。

お参りを済ませ、今度はひたすら下り…の前に往路でスルーしたロックテラスに立ち寄ります。

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以前びゅうおや三津シーパラダイスから眺めていた淡島から、今度は内浦を一望。
山登りは大変でしたが、苦労した甲斐があった絶景でした。

そして下山。上りがキツすぎただけに下りはゆっくり下りればいいだけなので楽勝です。走っちゃダメよ!

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せっかくなので下山後は淡島の外周を大回りしてマリンパークに戻ることに。

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淡島橋を渡り少し進んだ先に、獅子岩なるものが。横から見るとなかなかの迫力です。

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6000年前にこの高さまで海面があり、潮によって削られた結果、このような切り立った形になったようです。内側を見ると、独特な形状をしています。

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さらに進んでいくと、「淡島釣堀」と書かれた建物が。今は船着き場の近くで釣堀を営業していますが、ここは…

さらにこのあたりからも三津を眺めつつ(中央左にある茶色い建物が千歌ちゃんの自宅…のモデルである安田屋旅館です)、

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途中突然現れたベンチや崩落した通路を横目に見つつ進んでいきます。

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そして、たどり着いたのが旧海軍の桟橋。

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かつて淡島は旧日本海軍の実験場として使われていた過去があり、その遺構として残っていたもの…なのですが、ゲートをよく見てみると

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AWASHIMA HOTEL…ということは淡島ホテルの何かでかつて使われていたということでしょうか。ここも崩落しており中に立ち入ることはできなかったので、結局時間の都合もあり詳しく見ていくこともできず、また復旧することがあれば見に行きたい場所でした。

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伊豆半島にいくつもある「柱状節理」の一つ、扇岩を見た後もう少し歩くと、トンネルの入り口が。

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明らかに怪しい見た目の入り口でしたが、ひとたび中に入ると

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そこには幻想的な光景が。
トンネルを抜けるとそこは…船着き場でした。つまるところここで淡島を1周したことになるわけです。

あとは到着直後にスルーした水族館やカエル館などを見て回り、最終の船にて帰還。
(カエル館の外観を撮ってないのが悔やまれる)

沼津駅~岡一色バス停~ココス沼津IC店まで

ラッピングバス狙いで下船後直行で乗れるバスを見送り、30分ほど待つことに。途中トイレに行きたくなりミニス〇ップまでひとっ走りするなど、なかなかに余裕がない待ち時間でした。それでもこの日の夕焼けはまるで自分を祝福しているかのような感じで感傷に浸っているとバスが到着し、そのまま沼津駅南口まで戻ります。

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到着後は回送になったためそのまま沼津駅を離れていきましたが、回送中の案内幕の芸の細かいこと。すでに最寄りのシネコンでは1日1回レイトショーだけという状況でしたが、さすが聖地だけあってBiVi沼津のシネマサンシャインでは3~4回上映がある状況でした。

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千歌推しの聖地(?)、沼津グランドホテル

バスを見送り、今日の宿、沼津グランドホテルにチェックイン。
正直なところ部屋は狭く、ユニットバスも大人一人ギリギリな幅ですが、清掃が行き届いておりサービスも充実していて、駅から近いこともあり気軽に泊まりやすいなあと感じられました。
あとこれは翌朝の話なのでいったん置いておきますが、朝食のクオリティが結構いい感じです。

と、ここで時刻は18:30ごろ。若干距離はありますが、まだ時間も早いしココス沼津IC店を目指すことにしました。
まずは富士急バスに乗り、岡一色バス停を目指します。

富士急シティバス東海バス伊豆箱根バスと異なり、ICカードが使用できます。運賃も比較的良心的で、お前本当にあの富士急*4なのか…と思うようなレベルです。
とはいえ、10分290円って安いのか…?(しかも、終バスはかなり早い時間帯であり、ココスで夕食を食べているとまず間に合わない)

そんなこんなで岡一色バス停で下車した後は、歩道橋を渡りあとはひたすらまっすぐです……まっすぐなんですが……
ずっと緩い上り坂が続くため、地味に体力が持っていかれます。

途中岡一色横断地下道という罠みたいな場所を通り抜け、万葉の湯が反対側に見えてくれば*5ゴールはもうすぐです。

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ココス自体のコラボキャンペーン期間中だけ、この店舗がラブライブ!サンシャイン!!ラッピング仕様にて営業しているということでやってきました。ずいぶん遠かった…
土曜日の夜ということでそこそこ混雑していましたが、さ〇やかの混雑に比べたらこんなもん…ということで入店。

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設置パネルが千歌ちゃんだったのは事前に知っていたんですが、実際に見るとテンション上がりますね(どうでもいい)。

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3年生パートの期間中だったのでクリームパスタ&ワカメサラダを。
ワカメサラダはちょっとドレッシングがすっぱめでしたがクリームパスタがほどよい味で全体的には満足でした。そしてブロッコリー…聖良さん…

スタンプ&缶バッジも無事回収し、退店。

問題は帰りなのですが、地図をよく見ていたら岡一色交差点で曲がらずさらに南下すると、+15分ぐらいで御殿場線大岡駅まで行けることが判明(このとき、そんな遠くないじゃんと思ったのは内緒)。
もう帰りのバスはない時間帯だったため、タクシーを呼んで戻るのもアリだったかなぁと思っていたところで、交通費が浮くならということで歩いてみることに。

特に何もない道を30分ほど歩くと、御殿場線の線路が見えてきました。大岡駅の改札口は西側にあるため、もう少し歩きます。そして…

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ついに到着。いかにも無人駅という雰囲気で、自動改札もありません。ホームも片側のみで、まさにローカル線の途中駅といった感じ。
沼津駅は隣なので、ここからであれば3分ほど、140円(144円)で向かうことができます。

夜で本数も1時間1本しかなく、待っている人もほとんどいなかったので2両編成とかが来るのかと思っていたら、来たのは4両でした。乗車率はお察し。

<おまけ>

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沼津に戻った後はサードプラネットにてちょっと遊んでいたのですが、ちょうどARENA開催期間ということもあり、せっかくなのでメッセージ機能で遊んでみました。あとは「がんばルビィ!」とか「ARENAモードは、遊びじゃない」とかしゃべります。
月ちゃんをイメージしてクプロを作ったのですが、あんまり似てないですね。

 

2日目は、「Brightest Melody」と「曜ちゃん家」と「突発マンホール巡り」の3本立てです。1日目に負けず劣らず、結構歩きました。それでは!

*1:実際のところチケットについているのは往復の乗船券であり、淡島に着いてしまえばホテル以外の施設はほぼ無料で利用できる+淡島ホテル宿泊者はマリンパークも無料となる(?)ため、片道900円払えばあわしまマリンパーク自体の入館料はみんな大好き実質無料と言えるのではないでしょうか(?)

*2:案内では15:30以降のご利用はご遠慮くださいと記載があります。

*3:お察しの通りロープウェイ山頂駅からマリンパークまで上り下りするのはかなり大変なため、かつては山頂駅から降りられる連絡橋・エレベーターがあったようです。しかし、老朽化などにより連絡橋は使われなくなれ、海上ロープウェイ時代末期はロープウェイと船の両方とも移動に使用されていたようです。(参考①参考②

*4:山梨県の中央線沿線に住んでいる方ならイメージが付きそうですが、大月~河口湖を走る富士急行線は、観光路線ということもあり関東近郊の私鉄としては運賃が高いです。静岡県でいえば伊豆急行線ぐらいの賃率がついています。

*5:なお、ココス沼津ICの真向かいが万葉の湯なのですが、道路には横断歩道等がないため、前述の岡一色横断地下道あたりを経て反対側に向かう必要があります。道路を挟んで反対側なのに大体1kmぐらい歩くことになるんでしょうか。やばいですね★